2008年 06月 27日
高額賃料は違法でないと地裁の非常識判決 |
WTC,ATCへの長年にわたる高額賃料の支払いについて返還を求めた住民訴訟は、昨日の地裁判決で敗訴になりました。
「異常」が通れば「正常」がひっこむ、という状態で、同じビルに民間の賃料の約1.5倍や約2倍の賃料を払っていても、違法とまではいえないと判断されました。
要は、賃貸借契約で高いことを承知で入居しているじゃあないか、大阪市が一方的に定められるわけではなく、WTCやATCとの交渉の結果であると言われています。
しかし、WTCもATCも大阪市が大口株主ですから、家主と店子で合意して決めていることになります。少しでも安い賃料で良い条件で入居できるよう工夫するのが常識ですが、あえて高額で契約するには、理由があります。高額賃料で両社の経営を支える必要があるからであり、そのことはとりもなおさず金融機関への返済に充てることが目的であるからです。
市民は、大阪市の無責任・ずさんな計画や経営の犠牲になっているということです。
これをまずチェックするのが議会であり議員であることはいうまでもありません。
平成13年11月の市議会で高額賃料が指摘されただけで、特定調停を審議抜きで深夜未明にこっそり同意可決した議会の姿も「異常」です。この発言をもって、「住民監査請求の期間徒過に正当理由なし」として、多くの期間が今回の対象からはずされました。これもまた「異常」といわねばなりません。
「違法」と認めた場合に付随する諸々の困難な要素を避けたにすぎない判決でしょう。
不動産鑑定士にさえ鑑定に必要な資料を公開しなかった両社・大阪市の頑なな態度も「異常」でした。裁判のなかでも民間賃料など肝心な情報は公開されないという「異常」なことでした。
最後に、「証人尋問」によって事実を明らかにすることを求めた「証人申請」が「必要ない」と即座に却下されたことも「異常」でした。
あくまで「真相」への踏み込みを身を呈して拒み続けた被告側の態度も「異常」でした。
しかし、見張り番が考えに考えた結果として裁判所に採用された「不動産鑑定」による「適正賃料」は認められています。
従って、平松市長は、「不適正賃料」をこのまま「違法でない」として放置せず、まず「適正賃料」に下げるよう両社に求めるべきです。
見張り番は当然控訴し、高裁でさらに丁寧な審理を重ね「異常」な判断を覆すべく努力していきますが、裁判以外の対応の詳細については7月の世話人会で検討して行動します。
「異常」が通れば「正常」がひっこむ、という状態で、同じビルに民間の賃料の約1.5倍や約2倍の賃料を払っていても、違法とまではいえないと判断されました。
要は、賃貸借契約で高いことを承知で入居しているじゃあないか、大阪市が一方的に定められるわけではなく、WTCやATCとの交渉の結果であると言われています。
しかし、WTCもATCも大阪市が大口株主ですから、家主と店子で合意して決めていることになります。少しでも安い賃料で良い条件で入居できるよう工夫するのが常識ですが、あえて高額で契約するには、理由があります。高額賃料で両社の経営を支える必要があるからであり、そのことはとりもなおさず金融機関への返済に充てることが目的であるからです。
市民は、大阪市の無責任・ずさんな計画や経営の犠牲になっているということです。
これをまずチェックするのが議会であり議員であることはいうまでもありません。
平成13年11月の市議会で高額賃料が指摘されただけで、特定調停を審議抜きで深夜未明にこっそり同意可決した議会の姿も「異常」です。この発言をもって、「住民監査請求の期間徒過に正当理由なし」として、多くの期間が今回の対象からはずされました。これもまた「異常」といわねばなりません。
「違法」と認めた場合に付随する諸々の困難な要素を避けたにすぎない判決でしょう。
不動産鑑定士にさえ鑑定に必要な資料を公開しなかった両社・大阪市の頑なな態度も「異常」でした。裁判のなかでも民間賃料など肝心な情報は公開されないという「異常」なことでした。
最後に、「証人尋問」によって事実を明らかにすることを求めた「証人申請」が「必要ない」と即座に却下されたことも「異常」でした。
あくまで「真相」への踏み込みを身を呈して拒み続けた被告側の態度も「異常」でした。
しかし、見張り番が考えに考えた結果として裁判所に採用された「不動産鑑定」による「適正賃料」は認められています。
従って、平松市長は、「不適正賃料」をこのまま「違法でない」として放置せず、まず「適正賃料」に下げるよう両社に求めるべきです。
見張り番は当然控訴し、高裁でさらに丁寧な審理を重ね「異常」な判断を覆すべく努力していきますが、裁判以外の対応の詳細については7月の世話人会で検討して行動します。
by mihari-obz
| 2008-06-27 07:26