2005年 07月 19日
住民監査請求の意見陳述が2件 |
きょうは、住民監査請求の意見陳述が2件。1件は、教育委員会厚生会の残高と預託金の返還請求。もう1件は、駅前第2ビルの補助金不適正受給の4事業1千万円返還請求。市教委の意見陳述は、永田教育長が陳述。あと、中塚給与課長ら3人が補佐。大阪市は、条例に基づかない任意団体 「教職員厚生会」および「学校職員厚生会」に対して、年間約5億円にものぼる交付金を支給してきた。これらの交付金は、福利厚生を名目として職員らに旅行券や観劇券の給付に充ててきた。しかし、毎年使い切れなかった金額約を、繰越金として保有してきたものである。きょうの意見陳述では、7月11日の理事会の承認を得ているので、今週中にも2億8300万円を返還する予定とのことであった。また、リゾート契約の預託金については、解約のうえ市に返還するとしている。金額は、1億9500万円。ただし、解約後入金するまでには6ヶ月かかるとのことであった。これらは、報道により指摘され「市は返還の方向で」と言いながら何ヶ月も放置していたので、住民監査請求したものである。しかし、またまた監査委員の判断を待たずに返還手続きを終えて、請求を棄却する魂胆である。任意団体「厚生会」の事務処理はすべて教育委員会事務局が行ってきたものであり、すべて丸抱えの団体であった。交付金の使途や決算についても任意団体を理由に、市に報告さえしていない。とんでもないことである。監査委員はきちんと最後まで監査し、法的な判断を出してもらいたい。
by mihari-obz
| 2005-07-19 00:00