補助金返還請求の監査結果は? |
11月28日に提出した市内3連合地域振興町会の補助金使途に関する住民監査請求は、多分、週明け27日に結果が出ると思われる。
監査請求が受理され、請求人の意見陳述が12月16日に行われ、1月9日には監査対象となる各区長、区役所担当職員らの説明が行われた。
請求人らは立会人としてこの場に参加したが、初めて参加した住民らは、地元での住民に対する対応と監査委員の前で説明する職員らの態度の違いに驚いていた。
さて、職員らの説明から窺うに、結果は「職員に違法行為はない」としていつも通り棄却だろう。
しかし、既に12月6日と9日に大正区は連合地域振興会の領収書の使い回しを認め補助金+加算金1,074,294円を返還させている。職員は職務を怠っていないという結論か。そして、敬老会を主催した地区社協は実際に和菓子を購入しているとして社協会長にお咎めなしとする積りだろう。
毎年、領収書使い回しで地域振興会から支出させたお金の使途は不明である。
区役所の助言で地域振興会役員は全員辞任し、新たに役員を選出して改善に取り組むことになったようである。
住之江区は今回平成24年度連合地域振興会の補助金収支決算書から、代表が同一人物のNPO法人に支払ったとする領収書2点について取り上げた。毎年、この連合地域振興会の収支決算報告書では領収書作成が問題になっているが、区役所も担当局も監査結果も領収書が作成され、地元関係者に聞き取りしたが間違いないとされてきた問題である。
直近の平成24年度は、別会計のNPO法人(会長が同一人)に支払ったとされる弁当代127,700円(2件)が、NPO法人の収支に計上されていなかったことを問題とした。
区役所職員の現地会長からの聞き取りでは、配布した数量を指摘できるとしてこれまた逃げ切ることになるのだろう。
NPO法人は毎月地区社協が主催する「ふれあいサンデー」で、寿司・焼きそば・たい焼き・ジュースなどの予約販売をNPO法人の協力事業としてあげている。社協にはこれまで何年も収支報告がなされていない。寿司に至っては毎回800食(原価75円と聞く)をボランティアがつくり、200円で販売している。
この問題にしても単に聞き取りだけで問題なしとされている。
他の区では、区役所が補助金交付の関係で、団体会計の透明確保のためにも指導・助言が地域団体に入って改善させていると聞くが、この連合にはそういう指導が入ったとは聞かない。
市の方針が当局や区役所・区長にも行き渡っていないようだ。