2013年 04月 10日
高齢者や子どもから市民病院を取り上げる 二重行政の解消? |
昭和27年から地域住民が信頼できる医療機関として地域に定着してきた住吉市民病院がいきなり数カ月で子どもや高齢者から取り上げられてしまった。
予約していた診療日に出かけた知人が、「まるで廃墟や。1ヵ月でこんなになるとは!もう診てもらわれへんのやて。別の病院探してと言われた」と意気消沈して話してくれた。
施設の老朽化で耐震強化の必要はだれしも理解している。前市長は「現地でより立派な施設に建て替える」と約束していた。
地域の民間病院などが次々に閉鎖されるなかで、公的な医療機関として遠方からの通院患者もあり、みんなの財産として存在してきた。
平成24年5月29日、「府市統合本部」が隣接区の府立病院の小児科・周産期医療科に統合することを決めた。二つあるものを一つにすることで二重行政の解消と言えるのか?現市民病院の現地建て替えのシュミレーションをはじめ、統合した場合のリスクのケアなど、具体的なフォローは何も知らされず、いきなり歯の抜けるように診療科が次々なくなり、遂に3月で小児科・周産期医療もなくなってしまった。
めずらしいことに、5月に市民病院解体が聞かされて、すぐに地域振興町会が反対署名を集めはじめた。6月には4万1000筆の署名を市長に提出して廃止を留めるよう申し入れるという勢いであった。
市会の民生保健委員会でも議論があった。しかし、決着のシナリオはすでに用意されていたと誰しも思う。
2月22日の民生保健委員会で、維新の会以外の各会派議員が揃って市民病院廃止の質疑を行うなか、通告外質問が公明党議員から発せられた。これに橋下市長が答弁に立ち、「市民病院跡地に民間医療機関の誘致をする」と意思表明された。
通告外質疑を行った議員すら驚いたと聞いている。
住民への具体的な説明もなく、4万人の反対署名も無視されて、最初に市民病院廃止ありきの結論へ市民はだまされて誘導された。
これが二重行政解消の成果だろうか?市民病院を失った地元高齢者は血も涙もないやり方に怖れ、あきれている。
予約していた診療日に出かけた知人が、「まるで廃墟や。1ヵ月でこんなになるとは!もう診てもらわれへんのやて。別の病院探してと言われた」と意気消沈して話してくれた。
施設の老朽化で耐震強化の必要はだれしも理解している。前市長は「現地でより立派な施設に建て替える」と約束していた。
地域の民間病院などが次々に閉鎖されるなかで、公的な医療機関として遠方からの通院患者もあり、みんなの財産として存在してきた。
平成24年5月29日、「府市統合本部」が隣接区の府立病院の小児科・周産期医療科に統合することを決めた。二つあるものを一つにすることで二重行政の解消と言えるのか?現市民病院の現地建て替えのシュミレーションをはじめ、統合した場合のリスクのケアなど、具体的なフォローは何も知らされず、いきなり歯の抜けるように診療科が次々なくなり、遂に3月で小児科・周産期医療もなくなってしまった。
めずらしいことに、5月に市民病院解体が聞かされて、すぐに地域振興町会が反対署名を集めはじめた。6月には4万1000筆の署名を市長に提出して廃止を留めるよう申し入れるという勢いであった。
市会の民生保健委員会でも議論があった。しかし、決着のシナリオはすでに用意されていたと誰しも思う。
2月22日の民生保健委員会で、維新の会以外の各会派議員が揃って市民病院廃止の質疑を行うなか、通告外質問が公明党議員から発せられた。これに橋下市長が答弁に立ち、「市民病院跡地に民間医療機関の誘致をする」と意思表明された。
通告外質疑を行った議員すら驚いたと聞いている。
住民への具体的な説明もなく、4万人の反対署名も無視されて、最初に市民病院廃止ありきの結論へ市民はだまされて誘導された。
これが二重行政解消の成果だろうか?市民病院を失った地元高齢者は血も涙もないやり方に怖れ、あきれている。
by mihari-obz
| 2013-04-10 11:52