2007年 08月 21日
先生の夏休み |
20日付産経新聞の1面に市立第2工芸高校の研修報告書の一部が「お粗末」として報道されました。記事中に「見張り番」の情報公開請求によるとあるので、説明する必要があると思いこの場で述べます。
「見張り番」には、電話、書簡、メール、FAXなどさまざまな方法で様々な情報が寄せられます。そのなかには、学校関係の情報も多くあります。単なる噂などはどうしようもありませんが、ことの重大さや深刻さ、確かさなどから考えて、まず公文書のあるものは公文書で確認するために、情報公開請求制度を活用して公文書を入手し、確認します。
現在進行中のものも少なくありません。
その中で、公金の違法不当な支出にかかわるものは、住民監査請求を提起します。これが、見張り番のメインの取り組みです。
しかし、公金にかかわりのない事案でも、社会的な問題として是正する必要があるものは、直接担当部局に話したり、コンプライアンス委員会に通報して調査依頼したりします。時には、マスコミの方々に相談することもあります。
当然、見張り番の世話人会ですべて問題をあげて検討します。
夏休み、冬休みなど学校の長期休業中は、学校教職員の方々は「休業」ではありません。そのために、学校へ出勤しない場合には、「研修」として「報告書」を提出する必要があります。めm
教員の行動についての通報もずいぶん寄せられますが、夏休みや冬休み中の小学校、中学校、高等学校について寄せられています。出勤しないのに出勤簿をつけている、夏休み中の校庭の植栽の管理は誰がするのか、給食調理員は出勤の必要がないのか、など批判的な情報が断然多いのです。反面、忙しい先生は、単に生徒の教材研究だけでなく考えられないほどの雑用に追われて、夏休みなど関係ないという声も寄せられています。もっと、学校が働きやすい
職場になってほしいという声も寄せられています。
高等学校の問題(市立府立を問わず)は、アルバイト兼業と本来の授業への影響やマイカー通勤と交通費の問題が寄せられます。 教員の「教育の自由」が保障が充実した教育に必要であることはいうまでもありません。
さて、長期休業中の教員の在り方について、複数の情報が寄せられたことから、どうしたらその実態がわかるかを考えたところ、「研修報告書」の公開請求に至ったのです。
公開された公文書を入手するためには、1枚10円のコピー代が必要のため、校数の少ない市立高校23校について、公開を求めました。
その結果、驚くことに産経新聞の記事のようなことがわかったのです。市教委の担当課の方も「実際にお渡しするのが恥ずかしい」と言っておられました。
これでは、生徒にどのように対峙しているのか、が問われます。
資料入手してからずいぶん時間が過ぎた時期に、たまたま、産経新聞の記者さんとの雑談から先生の文章の話になり、報告書の件に至ったのです。
1面扱い、学校名公表などについては、議論のあるところと思います。
しかし、見張り番としては、まず、生徒たちに申し訳ないという気持ちと、多くの超多忙のなかでまじめに生徒と向き合い、教育研究に取り組んでおられる先生方に対しても、改善されるべき問題と考えています。
そのあたりが十分伝わっていないことを残念に思います。
このケースが特別の場合だったからこそ報道されたのであって、研修報告書は生徒の教育のために研修した内容の報告をきちんと堂々と書いてほしいと願っています。
公文書ですから、情報公開の対象になっています。公金で給与を受けている人は、他人を非難するまえに、まず自ら公務員であることを自覚して、ごまかしのない仕事をしてほしいと思います。
ことしの研修報告書に期待しています。(松浦)
「見張り番」には、電話、書簡、メール、FAXなどさまざまな方法で様々な情報が寄せられます。そのなかには、学校関係の情報も多くあります。単なる噂などはどうしようもありませんが、ことの重大さや深刻さ、確かさなどから考えて、まず公文書のあるものは公文書で確認するために、情報公開請求制度を活用して公文書を入手し、確認します。
現在進行中のものも少なくありません。
その中で、公金の違法不当な支出にかかわるものは、住民監査請求を提起します。これが、見張り番のメインの取り組みです。
しかし、公金にかかわりのない事案でも、社会的な問題として是正する必要があるものは、直接担当部局に話したり、コンプライアンス委員会に通報して調査依頼したりします。時には、マスコミの方々に相談することもあります。
当然、見張り番の世話人会ですべて問題をあげて検討します。
夏休み、冬休みなど学校の長期休業中は、学校教職員の方々は「休業」ではありません。そのために、学校へ出勤しない場合には、「研修」として「報告書」を提出する必要があります。めm
教員の行動についての通報もずいぶん寄せられますが、夏休みや冬休み中の小学校、中学校、高等学校について寄せられています。出勤しないのに出勤簿をつけている、夏休み中の校庭の植栽の管理は誰がするのか、給食調理員は出勤の必要がないのか、など批判的な情報が断然多いのです。反面、忙しい先生は、単に生徒の教材研究だけでなく考えられないほどの雑用に追われて、夏休みなど関係ないという声も寄せられています。もっと、学校が働きやすい
職場になってほしいという声も寄せられています。
高等学校の問題(市立府立を問わず)は、アルバイト兼業と本来の授業への影響やマイカー通勤と交通費の問題が寄せられます。 教員の「教育の自由」が保障が充実した教育に必要であることはいうまでもありません。
さて、長期休業中の教員の在り方について、複数の情報が寄せられたことから、どうしたらその実態がわかるかを考えたところ、「研修報告書」の公開請求に至ったのです。
公開された公文書を入手するためには、1枚10円のコピー代が必要のため、校数の少ない市立高校23校について、公開を求めました。
その結果、驚くことに産経新聞の記事のようなことがわかったのです。市教委の担当課の方も「実際にお渡しするのが恥ずかしい」と言っておられました。
これでは、生徒にどのように対峙しているのか、が問われます。
資料入手してからずいぶん時間が過ぎた時期に、たまたま、産経新聞の記者さんとの雑談から先生の文章の話になり、報告書の件に至ったのです。
1面扱い、学校名公表などについては、議論のあるところと思います。
しかし、見張り番としては、まず、生徒たちに申し訳ないという気持ちと、多くの超多忙のなかでまじめに生徒と向き合い、教育研究に取り組んでおられる先生方に対しても、改善されるべき問題と考えています。
そのあたりが十分伝わっていないことを残念に思います。
このケースが特別の場合だったからこそ報道されたのであって、研修報告書は生徒の教育のために研修した内容の報告をきちんと堂々と書いてほしいと願っています。
公文書ですから、情報公開の対象になっています。公金で給与を受けている人は、他人を非難するまえに、まず自ら公務員であることを自覚して、ごまかしのない仕事をしてほしいと思います。
ことしの研修報告書に期待しています。(松浦)
by mihari-obz
| 2007-08-21 09:38