2007年 03月 16日
さすが大阪市 |
市民側に立ち得ない大阪市の体質はまだ元気である。
大阪市の監査委員は、市議の政務調査費監査請求を却下した。一ヵ月も経ってからである。市会議員の政務調査費がなにに遣われたかについて、なんとしても触れられたくないらしい。監査委員4人のうち、二人が現役議員である。ことしの住民監査請求はほとんどが却下・棄却された。監査委員の議会選任については、年功序列タライ回しでなく、公正に適正な人選をと申入れてあったが、年功序列のタライ回しになった。予測通り、却下・棄却がほとんどである。他の自治体で提出した同様の監査請求はすべて受理されているにもかかわらずである。
話は変わるが、昨日の午後、急に東京から来られた人物と会うことになった。政府筋に明るい、重要な人物である。彼は、開口一番「タクシーでいま市役所の前を通って来たよ。市役所の前で、あ、ここが市役所だね、というと、運転手が(ここはドロボーの巣窟でんねん。みんな、税金ドロボーばっかりが住んでまんねん)、と言ったので驚いたよ」「さすが大阪市のひどさがわかったよ」と驚いていた。少し経過を説明したが、東京にはあまり詳しい報道はないようである。
「いま大阪も議員の政務調査費が問題になっているんですよ」と東京都と並んで全国一高額の政務調査費と公開度の悪さ全国一について説明する。東京23区では、すべて領収書添付して公開することを区議会で決定している。
「なにか違うんだね。大阪は」と。やっぱり魅力に欠ける。世界陸上大会で、多くの人々が集まってくるだろう。大阪を訪れた人々がタクシーの運転手から「市役所はドロボーの巣窟でんねん」と聞いて、どんなイメージを持って帰るだろうか。
昨日は、午前中に「十三市民病院」の公社所有地を時価の40億円も高く購入する件の差止住民監査請求の市側の意見陳述があった。健康福祉局や住宅供給公社の説明を聞いていると、やはり誠実さが感じられない。市議会への説明も十分でないのに、市議会は補正予算を可決してしまった。あとは、裁判所で和解が成立すれば、公金が支払われる。健康福祉局は、何度も二人の弁護士にリーガルチェックを受けたと強調する。
だまって聞いていると、どうも最初から公社の土地を市民病院に買わせる計画だったのかと思われる。土地交換を協定しておきながら、具体的な交換土地について返答できない。議員の監査委員がなぜ監査の場であれこれ聞くのかも不思議である。議会では、土地購入をすでに可決している。内容を全議員が把握しているはずである。とにかく、一人を除く議員たちが賛成して補正予算が可決したのである。
どこを見てもごまかしが通用しているように思える。こんなに不信感の強い間は、大阪市はだれからも信頼されないだろう。困ったことだ。
大阪市の監査委員は、市議の政務調査費監査請求を却下した。一ヵ月も経ってからである。市会議員の政務調査費がなにに遣われたかについて、なんとしても触れられたくないらしい。監査委員4人のうち、二人が現役議員である。ことしの住民監査請求はほとんどが却下・棄却された。監査委員の議会選任については、年功序列タライ回しでなく、公正に適正な人選をと申入れてあったが、年功序列のタライ回しになった。予測通り、却下・棄却がほとんどである。他の自治体で提出した同様の監査請求はすべて受理されているにもかかわらずである。
話は変わるが、昨日の午後、急に東京から来られた人物と会うことになった。政府筋に明るい、重要な人物である。彼は、開口一番「タクシーでいま市役所の前を通って来たよ。市役所の前で、あ、ここが市役所だね、というと、運転手が(ここはドロボーの巣窟でんねん。みんな、税金ドロボーばっかりが住んでまんねん)、と言ったので驚いたよ」「さすが大阪市のひどさがわかったよ」と驚いていた。少し経過を説明したが、東京にはあまり詳しい報道はないようである。
「いま大阪も議員の政務調査費が問題になっているんですよ」と東京都と並んで全国一高額の政務調査費と公開度の悪さ全国一について説明する。東京23区では、すべて領収書添付して公開することを区議会で決定している。
「なにか違うんだね。大阪は」と。やっぱり魅力に欠ける。世界陸上大会で、多くの人々が集まってくるだろう。大阪を訪れた人々がタクシーの運転手から「市役所はドロボーの巣窟でんねん」と聞いて、どんなイメージを持って帰るだろうか。
昨日は、午前中に「十三市民病院」の公社所有地を時価の40億円も高く購入する件の差止住民監査請求の市側の意見陳述があった。健康福祉局や住宅供給公社の説明を聞いていると、やはり誠実さが感じられない。市議会への説明も十分でないのに、市議会は補正予算を可決してしまった。あとは、裁判所で和解が成立すれば、公金が支払われる。健康福祉局は、何度も二人の弁護士にリーガルチェックを受けたと強調する。
だまって聞いていると、どうも最初から公社の土地を市民病院に買わせる計画だったのかと思われる。土地交換を協定しておきながら、具体的な交換土地について返答できない。議員の監査委員がなぜ監査の場であれこれ聞くのかも不思議である。議会では、土地購入をすでに可決している。内容を全議員が把握しているはずである。とにかく、一人を除く議員たちが賛成して補正予算が可決したのである。
どこを見てもごまかしが通用しているように思える。こんなに不信感の強い間は、大阪市はだれからも信頼されないだろう。困ったことだ。
by mihari-obz
| 2007-03-16 13:21
| 住民監査請求