2012年 03月 14日
市長の意見聴取で伝えたかったこと、伝えられなかったこと |
3月7日、ちょうど1週間が過ぎてしまったが、市長に直接面談することができた。
歴代市長のとおり、どうせ実現しないだろうという気持ちが強かった。何度も世話人会で検討したが、連日のように市長の新しいメッセージが発信されるなかで、報告内容も少しずつ変わった。マスコミに単に市長と会うか合わないかだけを表面的にとらえられるのも気になった。
歴代市長に対しても見張り番活動のなかでわかったことを現場の声を届けたいと伝えていたが、多分、側近の判断で十分な情報が市長まで届いていなかったのだろう。実現はしなかった。後に環境局事業所の問題などについて幹部職員の一人とわずかの時間、話す機会があったが「もっと早く聞いていれば」と言われた。関市長が市役所を去るときであった。平松市長の就任直後、環境事業局のヤミ超過勤務手当と業務日報の不存在問題が大きくなり、局長以下の謝罪があった。しかし、その後も面談の機会はなかった。
22年度あたりから、それまでの地域団体の運営や会計の透明化が厳しく言われ、指導・助言が行われていたものが、急に市長が各区へ積極的に出かけて住民にアピールすることに替わった。24区役所のホールに地域振興町会などから動員された区民を前に市長が壇上から話すというスタイルの集会が継続された。これは、市長と市民の距離を近づけるために効果があったし、ある面歓迎すべきことであった。
23年度はさらに中学校区に範囲を狭めて、「防災フォーラム」を看板にした住民の集まりが奨励された。私の地元では、なぜか区役所のインターネットで公表されているのに、地元ではフォーラム参加者を個別に封書で参加要請するという方法であった。
これまで、住民には区長の名前さえ十分に知られていなかったものが、急に住民への露出度が多くなったことに異和感を抱いた。(もともと区長が特定の人としか会わないことが問題だが)
そこで、市民の側から区長に面談して、区長の人柄にふれ、区民や区の行政に対する考えを聞きたいと思った。それには、区民集会での会場発言の記録も動機のひとつであった。最初はとても24区すべてを回れるとは予測していなかった。窓口業務を除いた区役所の業務や市民対応への各区の違いが、次の区へ次の区へと後押ししたことが24区を完了する原動力になった。
まず、いまの区役所と地域団体の関係を住民に明らかにし、健全な運営と透明な会計を実現させてほしいというのが、入口である。不正を生みだしているのはなにか。不正を擁護しているのはなぜか。私たちが出会った事実を伝え、長年の凝り固まったものを見直すこと、不正・不公平を徹底して是正してほしい、市長の区政改革が最後まできちんとやり遂げられるよう、PDCAを全うしてほしいとの願いを伝えたかった。(つづく)
歴代市長のとおり、どうせ実現しないだろうという気持ちが強かった。何度も世話人会で検討したが、連日のように市長の新しいメッセージが発信されるなかで、報告内容も少しずつ変わった。マスコミに単に市長と会うか合わないかだけを表面的にとらえられるのも気になった。
歴代市長に対しても見張り番活動のなかでわかったことを現場の声を届けたいと伝えていたが、多分、側近の判断で十分な情報が市長まで届いていなかったのだろう。実現はしなかった。後に環境局事業所の問題などについて幹部職員の一人とわずかの時間、話す機会があったが「もっと早く聞いていれば」と言われた。関市長が市役所を去るときであった。平松市長の就任直後、環境事業局のヤミ超過勤務手当と業務日報の不存在問題が大きくなり、局長以下の謝罪があった。しかし、その後も面談の機会はなかった。
22年度あたりから、それまでの地域団体の運営や会計の透明化が厳しく言われ、指導・助言が行われていたものが、急に市長が各区へ積極的に出かけて住民にアピールすることに替わった。24区役所のホールに地域振興町会などから動員された区民を前に市長が壇上から話すというスタイルの集会が継続された。これは、市長と市民の距離を近づけるために効果があったし、ある面歓迎すべきことであった。
23年度はさらに中学校区に範囲を狭めて、「防災フォーラム」を看板にした住民の集まりが奨励された。私の地元では、なぜか区役所のインターネットで公表されているのに、地元ではフォーラム参加者を個別に封書で参加要請するという方法であった。
これまで、住民には区長の名前さえ十分に知られていなかったものが、急に住民への露出度が多くなったことに異和感を抱いた。(もともと区長が特定の人としか会わないことが問題だが)
そこで、市民の側から区長に面談して、区長の人柄にふれ、区民や区の行政に対する考えを聞きたいと思った。それには、区民集会での会場発言の記録も動機のひとつであった。最初はとても24区すべてを回れるとは予測していなかった。窓口業務を除いた区役所の業務や市民対応への各区の違いが、次の区へ次の区へと後押ししたことが24区を完了する原動力になった。
まず、いまの区役所と地域団体の関係を住民に明らかにし、健全な運営と透明な会計を実現させてほしいというのが、入口である。不正を生みだしているのはなにか。不正を擁護しているのはなぜか。私たちが出会った事実を伝え、長年の凝り固まったものを見直すこと、不正・不公平を徹底して是正してほしい、市長の区政改革が最後まできちんとやり遂げられるよう、PDCAを全うしてほしいとの願いを伝えたかった。(つづく)
by mihari-obz
| 2012-03-14 08:25