2009年 04月 21日
泉佐野市、岸和田市、泉大津市 |
泉州路の標記自治体で、全国一斉請求の資料を受け取った。
泉佐野市は、市役所玄関前の大規模の枯山水が役所の雰囲気を変えてくれる。関空に関係して外国からの訪問者を意識してのことだろうか。訪問する側にとっては印象が良いが、市民にとってはどうなのだろう。玄関を入ってすぐ、「情報公開コーナーは2階」と赤い文字の表示板が目立つ。案内係りに聞く手間が省ける。午後1時少し前だったので、4階の市長室に寄ってみた。突然なので、新田谷市長と立ったままでごあいさつを交わすだけにした。「お久しぶり」と、お元気そうな様子であった。全国市民オンブズマンの一斉請求の用事で訪れたことを説明させていただくと、「うちはオープンにしている方でしょう。なにも隠すことはないから」とフランクに話された。市役所のホームページでも、情報公開に関するサイトは見つけやすく、情報公開についての内容も親切である。情報公開コーナーは、エレベーターを降りた正面にある。請求者の個人的な情報への配慮が少し心配であるが、便利は便利である。入札情報については、契約書も担当課からすぐに公開されたので、請求の必要がなかった。担当者の説明も簡単にして要を得ている。ただ、市役所が主要駅から離れていることは、来なければならない市民の側からはつらいのではないだろうか。バスの便もそれほど多くない。帰りはバスを利用して、と時刻表を見るとちょうど出たところである。時間的ロスが多いので、タクシーを利用した。以前も同じ印象をもったが、街路の並木が美しい。ご自慢の桜並木はすでに緑に変わっていた。銀杏の若葉もさわやかだった。庁内の設備はけっこう古いが、監理が行き届いているという印象だった。
次に貝塚市へ寄る予定であったが、乗った電車が「急行サザン」だったせいで、通過してしまった。岸和田市も以前の駅周辺の印象とはかなり変わっていた。海側へ出たせいか、タクシー乗り場もなく、教えてもらった市役所までの約10分の道のりが、バッグの重みでいやに遠く感じる。バッグの重さは7キロくらいはあるだろう。なんだか回り道をしたような気がするが、ようやく岸和田城に隣接した市役所へ到着。旧館は表札からして歴史を感じさせる。情報公開コーナーは新館の2階。資料の用意ができていて、受け取りがスムーズにできた。岸和田市はアンケートの回答をメールで送ってくれたところである。大阪市もメールでの回答である。記載も鮮明で間違いの心配もなく、かさばらず、収集に出向く交通費と時間も節約できて有難い。
岸和田城周辺は、ゆっくり歩いて回りたいと思った。「あれは、なんだろう」と誰しも目を奪われ、足を止めさせられる、密集した花で思いっきり飾った枝を空へ向かって広げている。岸和田駅の南側、大きな道路の交差点から、少し下がった土地にめずらしい大木があった。押し付けがましくない薄紫色の花である。近寄ると、なんと、桐の花であった。郷里の家の桐の花を思いだしたが、めったに都会で桐の花に出会った印象がない。見事である。バッグの重さも忘れるほどに、しばらく方向を変えて見惚れていた。岸和田は去りがたい風情のある町だ。また訪れてゆっくり歩いてみたい。
泉大津市は、先日お願いした公開資料をすでに用意ができたと連絡をいただいた。超特急の対応である。状況を理解し、配慮していただいたことに感謝する。4階、行政資料が並んだ開架を背に、情報公開のためのブースが設けられているのが特徴である。交際費の金銭出納簿のコピーが提供された。(松浦)
泉佐野市は、市役所玄関前の大規模の枯山水が役所の雰囲気を変えてくれる。関空に関係して外国からの訪問者を意識してのことだろうか。訪問する側にとっては印象が良いが、市民にとってはどうなのだろう。玄関を入ってすぐ、「情報公開コーナーは2階」と赤い文字の表示板が目立つ。案内係りに聞く手間が省ける。午後1時少し前だったので、4階の市長室に寄ってみた。突然なので、新田谷市長と立ったままでごあいさつを交わすだけにした。「お久しぶり」と、お元気そうな様子であった。全国市民オンブズマンの一斉請求の用事で訪れたことを説明させていただくと、「うちはオープンにしている方でしょう。なにも隠すことはないから」とフランクに話された。市役所のホームページでも、情報公開に関するサイトは見つけやすく、情報公開についての内容も親切である。情報公開コーナーは、エレベーターを降りた正面にある。請求者の個人的な情報への配慮が少し心配であるが、便利は便利である。入札情報については、契約書も担当課からすぐに公開されたので、請求の必要がなかった。担当者の説明も簡単にして要を得ている。ただ、市役所が主要駅から離れていることは、来なければならない市民の側からはつらいのではないだろうか。バスの便もそれほど多くない。帰りはバスを利用して、と時刻表を見るとちょうど出たところである。時間的ロスが多いので、タクシーを利用した。以前も同じ印象をもったが、街路の並木が美しい。ご自慢の桜並木はすでに緑に変わっていた。銀杏の若葉もさわやかだった。庁内の設備はけっこう古いが、監理が行き届いているという印象だった。
次に貝塚市へ寄る予定であったが、乗った電車が「急行サザン」だったせいで、通過してしまった。岸和田市も以前の駅周辺の印象とはかなり変わっていた。海側へ出たせいか、タクシー乗り場もなく、教えてもらった市役所までの約10分の道のりが、バッグの重みでいやに遠く感じる。バッグの重さは7キロくらいはあるだろう。なんだか回り道をしたような気がするが、ようやく岸和田城に隣接した市役所へ到着。旧館は表札からして歴史を感じさせる。情報公開コーナーは新館の2階。資料の用意ができていて、受け取りがスムーズにできた。岸和田市はアンケートの回答をメールで送ってくれたところである。大阪市もメールでの回答である。記載も鮮明で間違いの心配もなく、かさばらず、収集に出向く交通費と時間も節約できて有難い。
岸和田城周辺は、ゆっくり歩いて回りたいと思った。「あれは、なんだろう」と誰しも目を奪われ、足を止めさせられる、密集した花で思いっきり飾った枝を空へ向かって広げている。岸和田駅の南側、大きな道路の交差点から、少し下がった土地にめずらしい大木があった。押し付けがましくない薄紫色の花である。近寄ると、なんと、桐の花であった。郷里の家の桐の花を思いだしたが、めったに都会で桐の花に出会った印象がない。見事である。バッグの重さも忘れるほどに、しばらく方向を変えて見惚れていた。岸和田は去りがたい風情のある町だ。また訪れてゆっくり歩いてみたい。
泉大津市は、先日お願いした公開資料をすでに用意ができたと連絡をいただいた。超特急の対応である。状況を理解し、配慮していただいたことに感謝する。4階、行政資料が並んだ開架を背に、情報公開のためのブースが設けられているのが特徴である。交際費の金銭出納簿のコピーが提供された。(松浦)
by mihari-obz
| 2009-04-21 07:38